\ ポイント最大11倍! /詳細を見る

【レビュー】HID-Labs DETECT|FPSのために生まれたイヤホン

当ページのリンクには広告が含まれる場合があります。あらかじめご了承ください。
この記事を読むのにかかる時間の目安: 14

さて今回は、FPSゲーマー界隈で注目されているゲーミングイヤホン「HID-Labs DETECT」を紹介します。

HID-LabsのDETECTは、「FPSゲームにおいて音の方向・距離を把握しやすくする」ことを主目的としたイヤホンです。

この度購入し、実際に長時間して良かった点や気になった点を紹介しておりますので、

もしよろしければ是非、最後までお読みください。

目次

DETECTのスペック・仕様

まず最初に、DETECTのスペックと仕様の概要を下表に整理しました。

ドライバKnowles製BAドライバ 1基
ケーブルestron Linum® Music
イヤーピースWestone Audio STAR Silicone
インピーダンス101Ω(1kHz)
感度110.5dB(1mW / 1kHz)
最大出力音圧122dB(SPL)
装着スタイル耳掛けあり / なし 両対応
付属品説明書
Westone Audio製イヤーピース
AIMTuneモジュール
3.5mm-3.5mmケーブル(15cm)
シリコーンバンド

外観を一見すると少しチープに見えますが、ドライバやケーブル、イヤーピースなどの各部品にハイグレードなパーツが採用されており、メイド・イン・ジャパンのこだわりを感じられるのが良いですね。

全ての部品がハイグレードなパーツで構成されています

実際に使用して良かった点・気になった点(注意点)

それでは実際に長時間使用して良かった点や気になった点(注意点)を紹介します。

良かった点

まずは良かった点です。

良かった点
  • 定位や距離の掴みやすさは異次元
  • 軽い装着感で疲れにくい
  • 極細ケーブルでタッチノイズが皆無
  • 各パーツに対するこだわり

以降にそれぞれの詳細を述べます。

定位や距離の掴みやすさは異次元

まずは定位や距離の掴みやすさについてです。

VALORANTで10試合程コンペを回しましたが、これについては評判のとおりでした。

手持ちの数万円レベルのイヤホンと比較してもダントツで良いです。

足音の方向だけでなく距離感まで把握しやすく、敵の位置を「面」でなく「点」で捉えることができる感覚は流石と感じました。

軽い装着感で疲れにくい

次に、装着感についてです。

イヤホンの筐体が非常に軽く、サイズも小ぶりなため耳穴にイヤホン筐体の硬い部分が直接当たりません。

よって長時間使用しても痛くなったりしにくいのがとても良いですね。

また、ゲーミングイヤホンにありがちなシュア掛け(耳の上からケーブルを通す装着方法)をしなくても装着できる(メーカー公認)ため、シュア掛けが苦手な人でも手軽に装着することができます。(もちろんシュア掛けにも対応しています)

さらに、イヤホン本体だけでなくケーブルが軽いのもとても快適に感じました。

極細ケーブルでタッチノイズが皆無

次に、タッチノイズの小ささについてです。

タッチノイズとは、ケーブルに服が擦れたりすることで発生する「ガサガサ」「ゴソゴソ」というノイズのことですが、ケーブルが極細かつしなやかで摩擦も少ないため、タッチノイズが皆無です。

タッチノイズを足音と勘違いしてしまうような事故を防げるのはとても良いですね。

各パーツに対するこだわり

最後に、各パーツに対するこだわりです。

ドライバ(音を出力する部品)には高級イヤホンにもよく搭載されているKnowles製のBAドライバが採用されています。

また、ケーブルには補聴器メーカーとして有名なestron製の物が採用されていたり、イヤーピース(イヤホン先端のプニプニ)には高級オーディオメーカーのWeston製のものが採用されていたりと、各パーツにハイグレードな物が採用されています。

メイド・イン・ジャパンのこだわりが感じられる仕様がとても良いと感じました。

気になった点や注意点

次に気になった点や注意点です。

気になった点
  • Apex Legendsには不向き
  • 別途DACアンプが必須
  • 筐体の左右が判別しにくい
  • オーディオ用途には向かない
  • 断線が保証対象外

以降にそれぞれの詳細を述べます。

Apex Legendsには不向き

まずは、不向きなFPSゲームの存在についてです。

正直Apex Legendsには向いていないと感じました。

理由は、Apex Legendsに登場する武器の銃声はかん高い成分が多く、本イヤホンでは銃声が耳に突き刺さってしまい、足音どころではなくなったからです。

特にサブマシンガンなどの近接武器をフルオートで撃つことの多いApexでは、プレイ後に耳鳴りが発生するレベルで銃声が耳に刺さります。

Apex LegendsはSHUREのSE215やApple純正イヤホンなどの少しウォーム気味なイヤホンを愛用しているプロや配信者が多いのもこういった理由からだと考えています。

ですので、「FPSはエペしかやらないよ」という方は少し購入を慎重に考えたほうが良いと思います。

一方、世界一人気のFPS「Counter Strike2」でも試してみましたが、こちらではかなり使いやすかったです。

もちろん銃声が耳に刺さる場面は少なからずありますが、それ以上にイヤホンによる索敵能力が増すという使い勝手の良さが優ります。

バトルロワイヤルよりも、タクティカルFPSに向いているイヤホンのような印象を受けました。

別途DACアンプが必須

次に別途DACアンプが必須となることに注意しましょう。

インピーダンスが101Ωと通常のイヤホンの10倍程鳴らしにくいため、別途それなりのDACアンプが必要になります。(PCやスマホ直挿しでは十分な音量がとれないため)

もちろんインピーダンスが高いことは決して悪いことではなく、高いほど外部ノイズを受けにくくなるという特性もあるため、良質なDACアンプさえあればピュアなゲーム音源を出力することができます。

「アンプを持っていないよ」という人は、別途アンプを用意する必要が高いことに留意しましょう。

ちなみに私はS.M.S.LのDS100というDACアンプを使用しており、これなら十分な音量と音質を得ることができました。

筐体の左右が判別しにくい

次に、筐体の左右の判別のしにくさが気になりました。

イヤホンは左右で形状が同じで、筐体に「L」や「R」と刻印はされているものの、正直非常に左右が判別しにくいです。

LとRの刻印がされているだけで左右の判別が困難

特にゲームをしている薄暗い部屋では判別不可能で、一旦部屋の照明をつけてから左右を確認するという手間が何度か発生しました。

一般的なイヤホン・ヘッドホンのように右側のイヤーピースの根本、あるいはテグスを赤色にするなどで色分けしてくれたら尚良かったと思います。

せっかくここまで完成度の高い製品がつくれているのに、何故ここに気が回らなかったのかが謎ですが、結構な残念ポイントです。

いくら定位が良くても左右がアベコベになると元も子もないですから(^_^;)

流石にこのままでは使いにくいので、私は右側のケーブルに細めのマスキングテープを貼って左右を見分けるようにしています。

オーディオ用途には向かない

次に、音質特性についてです。

本イヤホンはFPSに特化するため意図的に音から余韻や艶などを削ぎ落としています。

よって、この音質をオーディオ用のイヤホンとして評価すると、正直辛いものがあります。

したがって、ゲームと音楽鑑賞を兼用で使用されようとされている場合は正直おすすめすることができません。

本イヤホンは「FPS用の道具」として割り切りましょう。

断線が保証対象外

最後に、断線のリスクについてです。

細いケーブルかつケーブルの交換もできないため断線のリスクは避けて通れませんが、なんと断線についてはメーカーの保証対象外となっています。

断線は保証対象外

ですので、運用には細心の注意が必要になります。

ケーブルに負担がかからないよう、耳からイヤホンを取り外す際は必ずケーブルではなくテグスを引っ張るようにし、ゲーム中にスーパープレイが出ても興奮して踊ったり(?)しないようにしましょう。

まとめ

以上。今回はFPSゲーマー界隈で注目されているゲーミングイヤホン「HID-Labs DETECT」を紹介しました。

本記事のまとめは以下のとおりです。

良かった点
  • 定位や距離の掴みやすさは異次元
  • 軽い装着感で疲れにくい
  • 極細ケーブルでタッチノイズが皆無
  • 各パーツに対するこだわり
気になった点
  • Apex Legendsには不向き
  • 別途DACアンプが必須
  • 筐体の左右が判別しにくい
  • オーディオ用途には向かない
  • 断線が保証対象外

「ゲーミングイヤホン」ではなく、「FPS用イヤホン」というかなり用途の尖ったイヤホンではありますが、品質も性能もよく、非常に満足のいく買い物でした。

特にVALORANTプレイヤーには是非チェックして頂きたい品物です。

以下に商品リンクを掲載しておりますので、さらなる詳細が気になった方は是非、口コミなどもチェックしてみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次