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【eppfun AK8675 Max】無線でもFPSのできるトランスミッター

この記事を読むのにかかる時間の目安: 12

近頃SNSで「ワイヤレスでもFPSが快適にできるようになる」と話題のトランスミッター「eppfun LE Audio AK8675 Max」

良い点が多い一方でイマイチな点もありますので、本記事では私が実際にAK8675 Maxを長期間使用して感じた所感を述べます。

本製品のポイントは以下のとおりです。

本製品のポイント
  • AptX-Adaptiveの低遅延モードを搭載
  • LEオーディオ(LC3、LC3Plus)に対応
  • AUX入力、光デジタル入力(コアキシャル、オプティカル)に対応
  • UAC1.0に対応(PS5、Switchに接続可)

購入をご検討されている方は是非、本記事の内容も参考にして頂けると嬉しいです。

目次

AK8675 Maxのスペック・仕様

スペック・仕様の概要を下表に整理しました。

Bluetoothバージョン5.4
BluetoothチップセットQCC3086
UAC1.0対応(PS5、Switchに接続可)
対応コーデックLEオーディオ「LC3/LC3Plus」(高品質/低遅延)
クラシックコーデック「AptX-Lossless/AptX-Adaptive(高音質/低遅延)/AptX-LL/AptX-HD/AptX/SBC」
入力端子USB-C/AUX(3.5mm)/デジタル(COAX、OPT)
製品寸法12cm✕7cm✕2cm(実測値)
製品重量97.2g(実測値)

※BluetoothバージョンについてAmazonには5.3と記載されていますが、公式HPには5.4と記載。チップセットにQCC3086が搭載されていますので5.4が正と思われます。

最新のLEオーディオや殆どのクラシックコーデック(LDACやAACを除く)に対応しています。また入力端子が豊富なのも良いですね。

UAC1.0に対応しているためPS5やニンテンドーSwitchに接続できるのも良い点です。

良い点・イマイチな点

それでは早速、長期間使用して「良いと思った点」と「イマイチに思った点」を紹介します。

良い点

まずは良いと思った点から紹介します。

良い点には以下が挙げられます。

良い点
  1. AptX-Adaptive対応のイヤホンを超低遅延にできる
  2. AptX-LLやLC3コーデックは無遅延レベル
  3. 入力端子が豊富
  4. PS5やSwitchに接続可能
  5. コンパクトなサイズ感

以降に良いと思ったそれぞれの具体的な理由を述べます。

良い点①:AptX-Adaptive対応のイヤホンを超低遅延にできる

AK8675 Maxの非常に強力な点は、AptX-AdaptiveをFPSゲームも可能な程度の低遅延にできることです。

AptX-LLは対応イヤホンが少なく、LEオーディオも普及したてで現状は対応イヤホンが少なく未知数な部分も多いのですが、AptX-Adaptiveなら対応イヤホンはかなり多いです。

実際に私はDenon PerL ProというイヤホンをAptX-Adapriveの低遅延版で接続してFPSゲームを楽しんでいます。

良い点②:AptX-LLやLC3コーデックは無遅延レベル

AptX-LLやLC3の低遅延モードでの接続時は音ズレを感じないレベルの低遅延にすることができます。

試しにTechnicsのEAH-AZ100をLC3の低遅延版で接続しましたが遅延性能は有線と遜色なく非常に感動しました。

Technics EAH-AZ100にLC3で接続した様子
AZ100にLE-LLで接続した様子

良い点③:入力端子が豊富

入力系統がUSB、AUX、デジタル(COAX)、デジタル(OPTICAL)と4系統もあります。

デジタル出力に対応したオーディオデバイスに接続したり、お気に入りのアンプで増幅した音をそのままBluetoothで飛ばすことが出来るのはとても良いですね。

背面に4つの入力端子がある
背面に4系統の入力端子があります

良い点④:PS5やSwitchに接続可能

オーディオ製品は大きなビットレートに対応したUAC2.0が主流のため、PS5などの家庭用ゲーム機に接続できない商品が多くて困るんですよね。。

でも安心して下さい。AK8675 MaxはUAC1.0に対応しているためPS5やSwithなどのコンシューマー機に接続することができます。

よって、PS5版のApexやValorantをプレイされている方でも安心して使用することができます。

ただし、Xboxに関しては恐らくですがUSBでは繋がらないと思います。(Xboxは周辺機器の制約が非常に厳しいため正式にXboxライセンス認証の記載がない限りUAC1.0でも繋がりません)

よって、Xboxユーザーの場合はUSB接続ではなく液晶モニターからのAUX経由で使うようにしましょう。

良い点⑤:コンパクトなサイズ感

Amazonや公式サイトにサイズについての情報がなく、梱包寸法を見て230gならかなり大きいのでは?と思われるかもしれませんが、筐体本体の実測値は幅12cm、奥行き7cm、高さ2cm程度で重量は97.2gです。

 AK8675 Maxの実重量は97.2g
実重量は97.2g

商品写真を見ると大きく見えるのですが、実際の大きさは缶バッジ2個程度と非常にコンパクトです。よほどでない限りデスクスペースを圧迫するようなサイズ感ではありません。

実際のサイズは缶バッジ2個分程度
缶バッジと大きさを比較

イマイチな点

次にイマイチな点を紹介します。

イマイチな点は以下が挙げられます。

イマイチな点
  1. 最後に接続したコーデックが記憶されない
  2. イヤホン未接続時にBTランプが点灯し続ける
  3. 情報がわかりづらい
  4. 出力端子も欲しかった

以降にイマイチと感じたそれぞれの具体的な理由を述べます。

イマイチな点①:最後に接続したコーデックが記憶されない

私が最もイマイチと感じている点ですが、AptX-Losslessを除くクラシックコーデックは最後に接続したコーデックが記憶されません。

特にAptX-Adaptiveは接続時に高音質版で接続されるため、FPSゲームをする前にわざわざ低遅延版を選び直す必要があり、地味に手間がかかります。

これはSNSでも複数の方が悩まれていて直接私に問い合わせてきて下さった方もおられるので、今後のアップデート等で直前のコーデックを記憶するように修正して欲しいですね。

LEオーディオの場合は高品質と低遅延でLEDインジケーターが分かれているのに、AptX-Losslessを除くクラシックコーデックのみ色分け表示なのが使いにくく、ユーザーインターフェースの設計思想に少し疑問を感じます。

イマイチな点②:イヤホン未接続時にBTランプが点灯し続ける

イヤホンが未接続の場合、ずっとイヤホンを探し続けてLEDランプが点滅し続けます。

私は結構気になるのでLED遮光シールを貼ろうとも思ったのですが、そうすると新しいイヤホンを接続する際にわかり辛くなるので、私は推しの缶バッジでLEDランプを隠すようにしています。

LED部を缶バッジで隠している様子
LED部を缶バッジで隠しています。

イマイチな点③:情報がわかりづらい

公式サイトを見ても情報が薄く、実寸法や重量は実際に計測しました。

 AK8675 Maxの寸法を計測している様子
ホコリっぽい写真ですみません。。

また「AK8675 Max」という正式名称をAmazonに記載しない理由もよくわかりません。オンライン上マニュアルもなく、スペック等の情報を調べるのが少し大変です。

話は少し脱線しますが、スケール(コンベックス)で長さを測る時は「JIS 1級」と書かれている物を使いましょう。長さの精度がJIS規格によって保証されているからです。

実は100均に売っているようなJIS表記のないスケールに書いている1cmは「なんちゃって1cm」なのです。

、、、余談が長くなりすみません。。

イマイチな点④:出力端子も欲しかった

出力がBluetooth一択のため、USB接続している場合でスピーカーや有線イヤホン・ヘッドホンに切り替える場合はWindows設定でオーディオデバイスを切り替える必要があります。

これが地味に手間なので、RCA出力や3.5mm出力もあれば尚良かったと思いました。

ちなみに私はWindows上のオーディオデバイスの切り替えはElgatoのStream Deckで行っています。このデバイスは本当に汎用性が高く便利でまさに神デバイスと思います。

具体的な接続手順

接続方法は簡単ですが、クラシックコーデックとLEオーディオでペアリング方法が異なるのに少し戸惑われるかもしれません。

具体的な接続手順を姉妹サイトの「鍋ログぶろぐ」で解説しています。

以下にリンクを貼っておきますので、よければ参考にしてください。

具体的な接続手順

まとめ

以上。本記事ではeppfun製のオーディオトランスミッター「LE Audio AK8675 Max」を紹介しました。

インターフェース設計や振る舞いに少しイマイチな点はあるものの、私はAK8675 MaxにDenon製の完全ワイヤレスイヤホン「PerL Pro」を接続した状態をメインのゲーム環境としてApexやValorantを楽しんでおり、今のところゲーム中に接続の安定性や音質に不満を感じたことはありません。

以下に商品リンクを掲載しておりますので、本製品が気になった方は是非、詳細をチェックしてみて下さい。

本記事の内容が少しでも製品選びの参考になりましたら嬉しいです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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