今回は、「VR500 for Gaming」のレビューを行います。
- バイノーラルサウンドに特化
- あらゆるゲームジャンルに対応した万能イヤホン
- ワンボタンマイク搭載
- Apple純正イヤホンと同価格のハイコスパ
こちらのイヤホンは日本のオーディオブランド「final」が販売している音像定位に特化したイヤホンで、
finalによるとFPSゲームに特化した上位機種の「VR3000 for Gaming」や、
同じく上位機種の音ゲーや格闘ゲームに特化した「VR2000 for Gaming」の両方の特徴を兼ね備えた万能機とのこと。

本記事では実際にVR500 for GamingをApex LegendsやVALORANT、
そして、ストリート・ファイター6で実際に使用した感想を述べたいと思います。
もしよろしければ是非、最後までお読み下さい。
final VR500 for Gamingのスペック・仕様
まず最初に本製品のスペック・仕様の概要を下表に整理しました。
型番 | FI-VR5DPL |
---|---|
筐体 | ABS樹脂 |
ドライバー | ダイナミック型 |
ケーブル | OFCケーブル |
感度 | 98dB |
インピーダンス | 18Ω |
質量 | 15g(ケーブル含む全重量) 筐体重量は片側1.8g(※筆者実測値) |
コード長 | 1.2m |
詳細 | Amazon |
本体重量の公称値は15gですが、こちらはケーブルも含んだ全重量のようで、
筐体重量は片側1.8gと非常に軽量です。
final VR500 for Gamingを実際に使用して良かった点、イマイチな点
それでは、final VR500 for Gamingを実際に使用して良かった点、イマイチに感じた点を紹介します。
final VR500 for Gamingを実際に使用して良かった点
良かった点①:定位感が非常に良い
まず最初に感じた点ですが、定位についてです。
さすが「音像定位」に特化したイヤホンと謳うだけあり、定位感が非常に良いです。
さらに、上位機種のVR3000と比較するとやや音場は狭いものの距離感も掴みやすく、
空間にリアリティがあるためゲームの世界に没入することができます。

安価ながら、ApexやVALORANTをプレイする上で必要十分な定位感を持っていると感じました。
良かった点②:分離感が良い
次に、音の分離感が良いと感じました。
足音や銃声などのFPSゲームにおいて重要な音が環境音と混濁することなく、
きっちり分離して聞き取ることができます。
特に環境音の多いApex Legendsでこの分離性能はとても有利に感じました。
良かった点③:超軽量
次に重量についてです。
重量の公称値は15gですが、この重量はケーブルも含んだ全重量のようで、
実測値は片側1.8gと超軽量でした。
1円玉2枚にも満たない重量のため長時間着用しても耳への負担が少ないのが良いですね。

良かった点④:音の立ち上がりが早い
次に音の立ち上がりについてです。
音の立ち上がりが早く、格闘ゲームにおいて敵のきっかけとなる音に素早く反応することができます。

特にタイミングにシビアな格闘ゲームにおいて、視覚情報だけでなく聴覚情報も有効に利用できるため大きなアドバンテージを得られます。
良かった点⑤:求めやすい価格設定
最後に価格についてです。
これだけ高性能にも関わらず価格が3千円代と非常にリーズナブルです。
これはゲーマーに人気のApple純正のイヤホン(Earpods)と同価格帯ですね。
Earpodsをゲーミングイヤホンとして使用している方にも是非、試して頂きたいと思いました。
final VR500 for Gamingを実際に使用してイマイチに感じた点
イマイチに感じた点①:マイク品質が微妙
まず最初にマイク品質についてです。
正直、ケーブルに搭載されているマイク品質はかなり微妙です。
時々VCをする程度なら十分かもしれませんが、
友人とDiscordで常時VCをする場合や配信のマイクに使用できるレベルではありません。
マイクを抜きにしてもう少し安価にできればEarpodsと価格面でも差別化ができたのではないかと思います。
イマイチに感じた点②:タッチノイズが多め(回避案あり)
最後に、タッチノイズについてです。
ケーブルが硬めかつ摩擦抵抗が大きい素材のため、タッチノイズが多く発生します。
こちらはSHURE掛けをすることで大きく改善できるため、
着用する際は少し面倒ですがSHURE掛けすることをおすすめします。
まとめ
以上。本記事では日本のオーディオブランド「final」が販売している音像定位に特化したイヤホン「VR500 for Gaming」を紹介しました。
まとめ
私が実際にVR500 for Gamingを使用した感想は以下の通りです。
- final VR500 for Gamingを実際に使用して良かった点
良かった点①:定位感が非常に良い
良かった点②:分離感が良い
良かった点③:超軽量
良かった点④:音の立ち上がりが早い
良かった点⑤:求めやすい価格設定 - final VR500 for Gamingを実際に使用してイマイチに感じた点
イマイチに感じた点①:マイク品質が微妙
イマイチに感じた点②:タッチノイズが多め(回避案あり)
最後に
finalはこだわり抜いた品質・デザイン・音質と話題性のある革新的技術の採用で多くのオーディオマニアを唸らせてきたブランドです。
また、「現実と体験が区別できない世界を目指す」という明確な企業理念をもっており、様々な革新的技術を取り入れながらも芯のブレない「finalの音」を持っており、私個人的に好きなメーカーです。
VR500 for Gamingについてもこれだけの性能をこの価格に収めたのは流石と感じました。
以下に商品リンクを掲載しておりますので、気になった方は是非、詳細をチェックしてみてください。

また、上位機種のVR3000 for Gamingのレビューもしていますので、もし良ければ併せてご覧下さい。

本記事の内容が参考になりましたら嬉しいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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