「ワイヤレスイヤホンでFPSをしたら音ズレが酷くて使い物にならなかった。。」
「Bluetoothの低遅延環境を構築したいけど、難しくてよくわからない」
「気に入った有線イヤホンがあるので出来ればこれを無線化したい!」
上記のような悩みや要望を持っている方は多いのではないでしょうか。
今回はそのような方におすすめのできる商品を紹介します。
その名もワイヤレスイヤモニシステム「LEKATO MS-02」
本製品のポイントは以下の通りです。
- 専用2.4GHz回線使用(Bluetooth未使用)
- 本来はミュージシャンがイヤモニを無線化するために使用する為のデバイス
- 24bit/48kHz ロスレス伝送可能
- ステレオ10.8ms、モノラル8msという圧倒的な低遅延性能
- 単一送信機から複数受信機に接続可能
購入後実際にApex LegendsやVALORANTでしばらく使用しましたので、良かった点やイマイチに感じた点も紹介します。
もし良ければ是非、最後までお読みください。

LEKATO MS-02のスペック・仕様
LEKATO MS-02のスペック・仕様の概要を下表に整理しました。
サンプリングレート | 48kHz/24bit ロスレス伝送音質 |
---|---|
ワイヤレス帯域 | 2.4GHz |
遅延 | ステレオ10.8ms、モノラル8ms |
連続使用時間 | 6時間 |
伝送距離 | 30メートル |
充電端子 | USB-C(5V1A推奨) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
単体サイズ | 60mm x 40mm x 15mm |
筐体重量 | 送信機35g、受信機29g |
入出力端子 | 3.5mmステレオミニ |
詳細 | Amazon |
本製品の強力な点は48kHz/24bitという音楽業界でのファイルのやりとりの標準値に匹敵する容量のデータを10.8msという圧倒的な低遅延で伝送することができる点です。
人間が音ズレを感じ始めるのが40msを超えてからと言われており、音質・遅延共に仕様上有線と遜色ありません。
これはBluetoothという汎用規格を使用しないことによる大きなメリットですね。
こちらの商品はそもそもミュージシャンがイヤモニをワイヤレスで使用することが目的のため、低遅延性や音質、安定性についてはかなりレベルが高い印象です。
LEKATO MS-02を実際に使用して良かった点・イマイチに感じた点
それでは実際に使用して良かった点、イマイチに感じた点を紹介します。
良かった点
まず最初に、良かった点を紹介します。
良かった点①:高伝送量かつ低遅延
スペック・仕様でも紹介しましたが、48kHz/24bitのサンプリングレート及びビットレートに対応しています。これは音楽業界でのデータのやりとりの標準値に匹敵します。(CDに書き込む際にこのデータを44.1kHz/16bitに圧縮します)
製作段階からハイレゾ音源で提供すると決まっている音源で無い限り、これ以上のスペックを求めても無意味です。FPSゲームのBGMや効果音を前提にすれば十分すぎるスペックです。
これだけの大容量の音データを10.8msという超低遅延で伝送できるのはBluetoothを用いずに2.4GHzの専用回線を用いる大きなメリットですね。
良かった点②:設定が簡単
送信機と受信機がセットになった状態で販売されています。ペアリングも済んでいるため、電源を入れるだけですぐに使用できるのは手軽で良いですね。

直感的に設定できると思いますが、さらに日本語マニュアルも付属しているので設定に戸惑った場合も安心です。
良かった点③:接続の安定性が抜群
これも非常に良かった点です。aptX-LL環境などのBluetooth環境ではたまに「プチプチ」というノイズが入ることもあるのですが、こちらがっつり長時間使用しましたが接続が本当に安定しており、不具合は一切感じませんでした。
また、万が一電波干渉等でノイズが発生する場合も伝送路の切り替えを簡単に行えるようです。

良かった点④:充電しながら使用可能
バッテリーの連続使用時間は6時間と少し短めですが、充電しながらでも使用可能なため、送信機には充電器を接続し、受信機には充電器やモバイルバッテリー等を接続すれば実質バッテリー容量を気にせず使用することができます。
ただ、後述しますが送信機が電磁ノイズを拾いやすいため、給電方法やケーブル、本体の置き場所には注意が必要です。
良かった点⑤:安価
これだけの高性能でありながら送受信機のセットで定価が8,000円程度と、Bluetoothで低遅延環境構築をすることに比べると非常に安価です。
私の持論にはなりますが、手軽かつ安価に低遅延無線環境を構築するには今のところ本製品を導入するのが最適解と考えています。
イマイチに感じた点
次にイマイチに感じた点を紹介します。
イマイチな点①:電源を切るにノイズが鳴る
受信機の電源を切る時に「ブチッ」というノイズが鳴ります。イヤホンを装着したままの状態で電源を切ると結構不快な音が鳴るため注意が必要です。
電源を切る際は先にイヤホンを耳から外しておくように注意しましょう。
イマイチな点②:送信機が電磁ノイズを拾いやすい(置き場所や充電器に注意)
送信機が電磁ノイズを拾いやすいため、電源ケーブルやQi充電器が近くにあると「ブーン」というノイズを拾います。また、給電についてもPCのUSBから給電するとノイズが発生するため、必ずコンセントから給電するようにしましょう。
イマイチな点③:ボリュームの各段階の音量差が大きい
受信機にボリュームがついていますが各段階の音量差が大きいため、細かいボリューム調整には向きません。
したがって細かいボリューム調整をしたい場合は受信機のボリュームを最大にした状態で、送信機を繋いでいるPCやアンプ、DACアンプ側でボリューム調整をするようにしましょう。
LEKATO MS-02はこんな人におすすめ
おすすめの人①:FPSゲーマー
まず、本ブログの対象読者であるFPSゲーマーに非常におすすめできます。
音質・低遅延性能共に有線と遜色ないレベルで手軽に無線化できます。
イヤホンのケーブルが無くなることによってデスク上がスッキリしますし、試合のマッチング中にイヤホンを外すことなくトイレに行ったり飲み物を取りに行ったりすることができます。
特にSHURE掛けしているイヤホンを着けたり外したりするのって地味に面倒ですよね。
そのようなストレスから開放されます。

おすすめの人②:音楽制作者や動画編集者
高い低遅延性能と音楽業界標準レベルの高いサンプリングレート・ビットレート伝送が可能なため、音楽製作や動画編集者にもおすすめすることが出来ます。
実際に筆者の運営しているYoutubeチャンネル「鍋ログちゃんねる。」でこの環境を用いて以下の動画を作成してみましたが、テロップを出すタイミングズレ等もなく、ストレスフリーに製作することができました。
おすすめの人③:移動中に2人で映画を楽しみたい方
新幹線や夜行バスに乗っている時に、隣にいる友人やパートナーとスマホやタブレットで映画を観るシチュエーションがありますよね。
周囲への迷惑を考えるとスピーカーから音は鳴らせないためイヤホンを片耳ずつ共有する場合が多いと思いますが、片耳ずつでは没入感が半減してしまいます。
そこで本製品の受信機を2つ用意しておけば、それぞれのイヤホンやヘッドホンで2人同時に視聴することが可能になります。
連続使用時間は6時間あるため、よほどの長距離移動でない限りモバイルバッテリーを兼用しなくても十分な容量ですね。
まとめ
本記事ではLEKATOワイヤレスイヤモニシステム「MS-02」を紹介しました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
- 良かった点
①:高伝送量かつ低遅延
②:設定が簡単
③:接続の安定性が抜群
④:充電しながら使用可能
⑤:安価 - イマイチに感じた点
①:電源を切るにノイズが鳴る
②:送信機が電磁ノイズを拾いやすい(置き場所や充電器に注意)
③:ボリュームの各段階の音量差が大きい - 本製品をおすすめしたい人
①:FPSゲーマー
②:音楽制作者や動画編集者
③:移動中に2人で映画を楽しみたい方
私の持論にはなりますが、音質、低遅延性能、設定の容易さ、コストパフォーマンスなどの総合値を考えると、FPSゲーム用のワイヤレス環境を構築するには今のところ、このようなワイヤレスイヤモニシステムの導入が最適解と考えています。
以下に本製品の商品リンクを掲載しておりますので、気になった方は是非、詳細をチェックしてみて下さい。

以上。本記事の内容が参考になりましたら嬉しいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!!
コメント