今回はSNSで話題の「Juzear 鳴神」をFPS用のゲーミングイヤホンという視点でレビューします。
Juzearはデザインと音質の両立をモットーとしており、今注目されているブランドです。
鳴神についても貝がらのようなフェイスプレートが最高に格好良いですね。

本記事では本イヤホンをApex LegendsやVALORANTで実際に使用し、良かった点やイマイチに感じた点を述べています。
また、finalの「VR500 for Gaming」との簡単な比較もしています。
もしよければ是非、最後までお読み下さい。

Juzear 鳴神のスペック・仕様
まず最初にスペック・仕様の概要を下表に整理しました。
ドライバ構成 | 1DD+3BA |
---|---|
インピーダンス | 32Ω |
周波数特性 | 20Hz~20kHz |
プラグ | 3.5mm/4.4mm交換式 |
端子 | 2pin(標準) |
重量(片側筐体) | 5.8g(実測値) |
詳細 | Amazon |
ドライバーは1DD+3BAのハイブリッド構成です。
インピーダンスが32Ωと比較的高いため、できればそれなりのアンプを使用して頂いたほうが良いです。
ちなみに、私の愛用しているS.M.S.LのDS100では十分に鳴らすことができました。

final VR500 for Gamingとの比較
次にfinalのゲーミングイヤホン「VR500 for Gaming」と比較しました。
final VR500 for Gamingと比較する理由
final VR500 for Gamingと比較する理由ですが、
物を評価するには相対的な評価が解りやすいこと、final VR500 for Gamingはゲームで使用しやすいように設計されたイヤホンであること、また比較的安価で入手しやすいことが理由です。

比較結果
比較結果は以下のとおりです。10を満点とし、final VR500 for Gamingの全ての性能を5とした上で相対的に評価しました。
評価項目 | final VR3000 for Gaming | Juzear 鳴神 |
---|---|---|
高域の量感 | 5 | 7 |
中域の量感 | 5 | 7 |
低域の量感 | 5 | 7 |
倍音成分の量感 | 5 | 8 |
定位感 | 5 | 7 |
音場 | 5 | 7 |
分離感 | 5 | 8 |
遮音性 | 5 | 9 |
装着の快適性 | 5 | 4 |
マイク性能 | 5 | ー |
参考価格 | 3,580円 | 14,199円 |
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価格にかなり差があるだけあり、鳴神のほうが軒並み能力が高いです。
かなり遮音性が高いですが、音場も広いため窮屈な感じもありませんでした。
ただし、筐体サイズが少し大きいため装着の快適さについては好みが分かれると思います。
Juzear 鳴神をFPSで使用して良かった点、イマイチに感じた点
次に、実際にApex LegendsやVALORANTで使用して良かった点、イマイチに感じた点を紹介します。
良かった点
まずは良かった点を述べます。
良かった点①:クリアで明瞭な音
まずは音質についてです。
非常にクリアで分離能も高く、各帯域の音がはっきりと聴こえます。
さらに、寒色系音質のイヤホンにありがちな銃声の刺さりについても、不快な刺さりが無く、
シンプルに高域が聞き取りやすい音質特性が非常に良いと感じました。
APEXでもVALORANTでもかなり足音が聞き取りやすく非常に使いやすいです。
良かった点②:かなり高い遮音性能
次に、遮音性能です。
遮音性能がかなり高く、ゲーム内の音に集中することができます。
BOSEのアクティブノイズキャンセリングイヤホンが比較にならないレベルで遮音性能が高いです。
さらに音場が広いため、窮屈な感じもありません。
良かった点③:モチベーションの上がるデザイン
次に、デザインについてです。
1万円台のイヤホンとは到底思えない程ビルドクオリティが高く、デザインも良いため単純にモチベーションがあがります。
音質は一番重要ですが、デザインもモチベーション維持のために重要ですよね。

良かった点④:バランス・アンバランスの切り替えが可能
最後に、ケーブルプラグのギミックについてです。
4.4mmのバランスと3.5mmのアンバランスの切り替えを先端プラグの交換だけですることができます。
別途ケーブルを用意しなくてもバランス接続が使えるのは良いですね。

バランス接続については定位面で理論上有利なため、できれば積極的に試して頂きたいです。

イマイチに感じた点
次に、イマイチに感じた点を述べます。
イマイチに感じた点:ケーブル付属マイクはなし
1点だけですが、ケーブルに付属マイクがないことが気になりました。
宣伝文句にゲーミングを謳っており、確かに音質特性はFPSに向いているのですが、
イヤホンマイクだけでカジュアルにVCをしたい人も多いと思うので、ゲーミングと謳う以上ケーブルマイクは付属しておくべきと感じました。
したがって、VCを行う場合は別途マイクが必要になります。
まとめ
以上。本記事ではSNSで話題の「Juzear 鳴神」をFPS用のゲーミングイヤホンという視点でレビューしました。
1万円という価格からは想像できない程音質が良く、またゲームだけでなく普段のリスニングや動画視聴でも使える万能な音質特性がとても良いと感じました。
1台で何でもこなせるオールマイティな1台が欲しいという方におすすめです。
以下に商品リンクを掲載しておりますので、さらなる詳細や口コミが気になった方は是非チェックしてみてください。

以上。本記事の内容が参考になりましたら嬉しいです。
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